第16回定期演奏会〜第20回定期演奏会まで

回数 年月日   作曲者 曲目 特記
16 H6(1994).3.26        東急ケーブルテレビにて、定期演奏会が放送される。
    第一部 アルフレッドリード作品集 アレルヤ! ラウダムス・テ
        パンチネルロ
        ラッシュモア
        エル・カミーノ・レアル
    第二部 A.I.ハチャトリアン/稲垣卓三、他 バレエ組曲「ガイーヌ」より
         序奏
         剣の舞
         子守歌
         ヌーネ
         レズギンカ
    encole R.F.ゴールドマン/M.レイク 行進曲「木陰の散歩道」
17 H7(1995).3.26      

 ついに、全曲テーマが統一。これ以降、毎年テーマに基づき選曲される。しかし、吹奏楽のオリジナル曲は、選択の範疇になかった。

 今回のテーマは「フランス」。

    第一部 H.ベルリオーズ ラコッツィー行進曲
      C.ドビッシー 小組曲 全曲
      オッフェンバック 序曲「天国と地獄」
    第二部 G.ビゼー 「アルルの女」第一組曲、第二組曲
    encole M.ラヴェル/岩井直博 ボレロ・イン・ポップスより
      R.F.ゴールドマン/M.レイク 行進曲「木陰の散歩道」
18 H8(1996).3.30      

 テーマは「ドイツ・オーストリア」。

 講師陣、ほぼ総入替の上、大曲、難曲揃いで、一曲一曲にじっくり取り組めぬまま、本番。「おもちゃの交響曲」では、編曲時の転調の為、「カッコー」の笛と音が合わないという事態が起きたにも関わらず、結局打つ手を生み出せなかった。そして第二回「曲が止まった」事件勃発。この辺りから、なんだかおかしな方向へと楽団が流れているような気がしてならなかった。

 事務局長、育成会のご尽力により、この年より、定期演奏会は土曜の夕方に開催されるように改善された。

    第一部 R.ヴァークナー/モレナール タンホイザー大行進曲
      J.シュトラウス 皇帝円舞曲
      J.S.バッハ/A.リード カンタータ140番「目覚めよと呼ぶ声聞こえ」
        カンタータ147番「主よ、人との望みの喜びよ」
      L.モーツァルト おもちゃの交響曲
      F.V.スッペ 序曲「詩人と農夫」
      R.ヴァークナー/カイリエ 歌劇ローエングリンより「エルザの大聖堂への行列」
    第二部 J.S.バッハ/ライゼン トッカータとフーガニ短調
      R. シュトラウス/M.ハインズレー 交響詩「ドン・ファン」
    encole シュランメル ウイーンはいつもウイーン
      J.シュトラウス ポルカ「狩り」
      K.タイケ 行進曲「ツェッペリン伯爵」(「征服者」)
      R.F.ゴールドマン/M.レイク 行進曲「木陰の散歩道」
19 H9(1997).3.29      

 テーマは「アメリカ」。

 ピアノ奏者、白石 准を招いて「ラプソディー・イン・ブルー」を演奏。どの曲も難曲であったにも関わらず、取りかかるのが遅く、本番の二日前に譜面の読み方を教わるという、凄まじき状態での本番であった。非常に不完全燃焼に終わってしまった感がある。

 本番前になって、音大卒の賛助奏者の数が異様に増えた。「出来るところだけやればいい、あとはプロに任せなさい」という言葉が、頻繁に聴かれるようになった。一年前から練習に参加している生徒のことを、一体どう考えているのかと、指揮者、及び講師全員に質問状を送るが、なんの應へもなし。未だに無し。非常に虚しかった。

    第一部 L.バーンスタイン/C.グランドマン 組曲「キャンディード」全曲
         可能な限り最良な世界
         ウェストファリア・コラールと戦いの音楽
         何て日なんだ!
         着飾ってそしてきらびやかに
         草花あふれる庭園を育もう
      G.ガーシュウィン ラプソディー・イン・ブルー
    第二部 A.コープランド/小長谷宗一 バレエ組曲「ロデオ」全曲
    encole   セントルイス・ブルース・マーチ
      J.P.スーサ 行進曲「星条旗よ永遠なれ」
      R.F.ゴールドマン/M.レイク 行進曲「木陰の散歩道」
20 H10(1998).3.28      

 テーマは「イタリア」。

 創立20周年記念演奏会とあって、メインは「ローマの松」と、大きく出た。曲の取りかかりは早く、順調に本番を迎えられるかと思いきや、ソプラノ歌手の中澤 桂とのプッチーニの「譜面の直し」に、本番前の一週間の殆どが費やされるという状態。本番直前になって賛助の人数がさらに増した。そして第三回「曲が止まった」事件勃発。

 そんな中、去年までソロなんてとても出来る度胸の無かった団員がソロを見事に演奏したり、また、力不足と言われた団員が、プロの人にソロを持って行かれたりもした。一喜一憂、やはり釈然としないまま、20周年の演奏会は終わった。

    第一部 G.ヴェルディ/M.レイク 序曲「運命の力」
      O.レスピーギ/森田一浩 リュートの為の「古風な舞曲とアリア」第3組曲
      G.ヴェルディ/モレナール 歌劇「アイーダ」より
    第二部 プッチーニを歌う 「ジャンニ・スキッキ」より「いとしいお父様」
        「ボエーム」より「私の名はミミ」
        「ボエーム」より「告別の歌」
        「トスカ」より「歌に生き愛に生き」
      O.レスピーギ/デューカー 交響詩「ローマの松」全曲
      J.フツィック/F.フェネル 行進曲「フロレンティーナ」
      A.リード編 フニクリ・フニクラ
      R.F.ゴールドマン/M.レイク 行進曲「木陰の散歩道」